SAPIX:2023年入試分析会の動画配信を見てみました!概要&感想

入試分析・入試報告

SAPIX・早稲アカの2023年入試分析報告を無料で動画配信で覗くことが出来ました。

今年から国語のみで通塾し始めた進学塾(仮にA社)の入試分析と併せてメモります。

SAPIX:2023年入試分析会(動画配信)の申し込み

2023年3月過ぎにSAPIXのサイトに飛んでみると、入試分析会(動画配信)がまだ申し込みできそう!ということで、すぐに申し込んでみました。

まだ低学年なので集合形式で参加するほどじゃないよなってことで、参加の敷居が低い情報提供があるのは助かりますね!

Web申し込みは簡単

スマホでユーザ登録含めてサクッとイベント申し込みできました。

しかし、イベント内容が分かりづらい…。

開催日時が2023年3月16日(木)14:00~15:00とあるので、てっきりこの時間に動画配信がされる(生の動画配信)+後日の動画配布があるものと勝手に脳内変換してました…。

開催日時は、結果的には申し込み期限なのかもしれません。後日動画が送られてきました。

動画URL・視聴パスワードを受信

動画は後日(2023年3月20日(月)14:00)メールでURL及びアクセスするためのパスワードが送られてきました。

ちなみに、動画配信と併せて資料希望のイベントを申し込み忘れてしまいました…。

下記にもざっくり記載した動画配信の内容に関する資料が貰えたのかもしれません。やらかした…。

SAPIX:2023年入試分析会(動画配信)の概要

メール送付された配信動画には、総括/算数/国語/理科/社会の5つありました。

ちなみに、後述する早稲アカの入試分析では、国立私立/都立中高一貫で分かれており、各塾で特徴がありそうですね

総括:約37分

  • コロナ禍のSAPIX生
  • 2023年度入試分析
  • 男子校/女子校/共学校の傾向
  • これから受験をされる方へ
  • 偏差値についての捉え方
  • 偏差値が持っている意味
  • 情報の受け止め方
  • 2023年度入試印象に残ったエピソード
  • 中学受験に本気で向き合うこと

報告内容(一部)は下記のようなものでした。

  • 開成中学の合格者が13年連続200名以上かつ6連連続250名以上であることを引き合いに、SAPIXの良さを改めてアピール
  • SAPIX生平均では、出願(受験予定)校は8校・実際の受験校が6校となり、昨年より微増
  • 「山の形」の違いが出題傾向の違いであり、「山の登り方」の違いが対策の違いである
  • 学校の特徴等情報の受け止め方に注意、我が子にとって必要な情報か否か

算数:約23分

  • 全体的な傾向
  • 注目問題
  • 次年度以降への対策

報告内容(一部)は下記のようなものでした。

  • 昨年の分析同様「典型題」で勝負が決まる
  • 対称性等のデザインをモチーフにした問題は注目問題の一つ
  • 対処が難しい「典型題」へ対策することが大事
  • 自分で試行錯誤して学んだ解法は抜けにくい、メリハリをつけて勉強すべき

国語:約22分

  • 出題文の傾向
  • 特徴的な設問
  • 日頃の勉強の仕方

報告内容(一部)は下記のようなものでした。

  • 例年の傾向通り、昨年出版からの出題が約3割、直近2年では出題が約5割
  • 筑駒に出題された岸田奈美さんの話
  • 大学共通テストを意識した図表・グラフを使う問題の増加
  • 気づきのチカラ(他者の視点)を育むことが大切な要素、サピックスの授業に任せて
難関中学の入試問題の原作者になったけど設問が解けない理由を考えて、編集者にたどり着いた|岸田奈美|NamiKishida
2023年2月3日、日付が変わるギリギリで思い出した豆をひとりで、鬼のお面をしながら、四方八方にまき散らしていたときでした。鬼みずから。少子化。 「岸田奈美さんのエッセイが、難関中学の今日の入試問題に出ました!」 なんですって! 調べたところ、東京の筑波大学附属駒場中学校だった。都内……偏差値……1位……!? ...

理科:約21分

  • 2023年の入試分析
  • 入試問題への対処法

報告内容(一部)は下記のようなものでした。

  • 出題傾向は大きく3点あり、読み取り・その場の対応力が問われる出題/身の回りの理科を題材にした出題/難度の高い題材からの出題
  • 難度を抑えた出題が多く高得点が求められた(開成では合格者平均88%)
  • 最難関校対策では、読み取り問題が多いため、初見の問題を解く機会を大事にする

社会:約24分

  • 2023年の入試分析
  • ここ数年変わらない傾向
  • 今年度入試のトピック
  • 来年度の入試に向けて

報告内容(一部)は下記のようなものでした。

  • 分野別傾向は、地理が35%、歴史が40%、公民が20%であり、例年と変化なし
  • 出題傾向は、知識の活用力(地理の統計情報等)、読解力(資料から読み取る)、当事者意識・多面的視点(成年年齢の引き下げを見据え)等々
  • 情報を読み取る力が落ちていることを先生方が危惧している傾向ではないか
  • 今の社会科は知っていることはスタートライン
  • 社会科に日々の生活すべてが勉強であり、地道に躓きながら進むべき、攻略法はない

個人的所感

資料は閲覧していないものの、中学受験の未経験者または最新の中学受験の情報・傾向を知りたい方には非常に有意義であると感じました。

総括の動画に値するスピーチを、もし現場で聞いていたら、心を奪われるように惹き込まれたであろうと容易に想像できますね。非常にご説明が上手でした!

そういう意味では失礼ながら、プレゼンに出てきた中学受験に関する情報の捉え方の話同様に、SAPIX自体の妄信には注意が必要かもしれないと感じました…。

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