PR

音声ガイダンスで水道の歴史を簡単に学べる!無料の東京都水道歴史館

博物館・科学館
記事内に広告が含まれています。

東京都の水道の歴史を学べる東京都水道歴史館(文京区)に行きました。イベントが定期的に開催されている東京都水の科学館(江東区,有明)とは別の施設となります。

我が家からは比較的訪れやすい場所にあるものの、行くまではどうしても見た目の地味さが先行してしまい、興味を持てるのか不安でした。

しかし、訪れてみるとその思いは一変しました。なぜ江戸時代に水道が出来てどのように発展してきたか等を音声ガイダンスを通して水道の歴史を簡単に分かりやすく学ぶことができる博物館でした。

無料の音声ガイダンスは必須

普通の日曜日の朝一に訪れたため、他のお客様はいませんでした。受付でパンフレットを渡され、順路は2階からと伝えられます。

早速見始めましたが、展示品それぞれに音声ガイダンスのマークがあることに気付き、お客さんも少ないことからじっくり見てみようということで、受付に戻り無料の音声ガイダンスを借りました。

この音声ガイダンスが大当たりでした!音声ガイダンス無しで展示物を単に見るだけでは水道歴史館の素晴らしさを体感できないと思います。音声ガイダンスは必ず借りましょう!

音声ガイダンスは小学校4年生以降が推奨とのことでしたが、興味を持ちそうなお子様であれば推奨年齢以下でも全く問題ないと思います。小学生にも分かりやすい解説で、展示1つに対して1~2分程度の解説なので、集中して聞き入ることが出来ます。

我が家の場合は、親子同じタイミングで解説を聞きたいため、ガイダンス端末は1つにイヤホンを2つ挿して使うスタイルにしました。

見どころ満載の水道歴史館

江戸時代に木で作られた水道管である木樋(もくひ)が多数展示されています。木の水道管では水漏れの不安をどのように解消していたのか、川をまたがる場合の水道管をどのようにしていたのか等、知的好奇心をくすぐる展示・解説が多々あります。

玉川上水・玉川兄弟の解説もあります。小学校時代に玉川兄弟の歴史を小学校で学んだことをうっすらと思い出しました。上水井戸における江戸時代の工夫も紹介されています。

江戸時代の長屋を再現したエリアがあり、専用のタブレットを使えばARを通して見ることもできるようです。江戸時代のトイレや水道料金に関する情報も展示されています。

右の共用栓は水の出口が竜の形をかたどっており、「蛇口」という名の由縁にも関係しているそうです。トレビアなので是非現地の音声ガイドを聞かれると良いと思います。子どもは興奮していました。

その他、なぜ木樋から近代の水道管の改善され始めたのか、水飲み場のトレビア、戦後復興の近代水道等、興味深い展示が続きます。

終盤は、小河内ダムの建設、高度浄水処理、水と暮らしの移り変わりなど、現在の東京の水道の話に至る内容が色々と展示されています。

無料音声ガイダンスは約30個ありますので、全て聞くと1時間近く経過しますが、あっという間に感じられるほど聞き入ることが出来ます。

音声ガイダンスでも紹介されますが、最後に東京の水を飲んでみましょう!ということで1杯頂いてから博物館を後にしました。

あっという間に1時間以上経過して少し疲れていたこともあり、すっかり忘れてしまったのですが、屋外にも展示物がありますので、是非ご覧になるとよろしいかと思います。

東京都水道歴史館:アクセス情報等

2024年4月~9月に設備改修に伴う長期休館があるようですのでご注意ください。その間、東京都水の科学館へサテライト出張され、大人向けの講座等もあるようですので、公式サイトをご確認ください。

ご紹介した通り、音声ガイダンスでより東京都水道歴史館を楽しむことが出来る博物館であり、社会科目に興味を持ち始める、小学校3,4年生の中学年以上のお子様にはオススメの博物館です。

夏休みの自由研究に展示物をまとめるのもよろしいかと思います。逆に言えば、小学校低学年ないしは未就学児のお子様にとっては、いわゆる博物館のため、面白みに欠けるかもしれません。

施設名東京都水道歴史館
住所〒113-0033
東京都文京区本郷2-7-1
最寄駅御茶ノ水駅/水道橋駅
本郷三丁目駅
入館予約不要
体験施設なし
備考なし
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました