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紙の博物館で紙すき教室を体験してきました!中学受験の社会学習に最適

博物館・科学館
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「紙の博物館」で紙すき教室を体験してきました!桜の季節の土日祝日とはいえ、雨の日の訪問のため、自分たちを含めて2組しか参加しておらず、じっくり楽しむことができました。

「紙の博物館」とは

紙の博物館では、日本の伝統的な「和紙」、近代日本の発展を支えた「洋紙」の両面から、紙の歴史・文化・産業を紹介しています。40,000点の資料と15,000点の図書を保管して展示公開する、世界でも数少ない紙専門の総合博物館です。

紙の博物館は、昭和25年(1950)6月8日、東京・王子に設立されました。王子は、明治初期に近代的な製紙工場のさきがけとなった抄紙会社(後の王子製紙王子工場)が設立された地で、「洋紙発祥の地」として知られています。

出典:紙の博物館

体験教室の予約方法

紙の博物館では、土日に紙すき教室が実施されます。当日10時より整理券の配布となり、事前予約はありません。

以前訪れた際に、普段の土日なのに開店前からめちゃくちゃ並んで混雑しているのを見たので、一応朝一番10時に整理券を取りに伺いましたが、さすがに雨の強い日で他のお客様はゼロでした…。

参加者は我が家含めて2組の参加で、開園早々に並んだ意味はありませんでした…笑。

紙すき教室開始

整理券に記載されている通り、10分前に到着。整理券の番号順ではないため、早めに並べば早めに着席できます。

体験教室の開始冒頭「紙の作り方」の説明に入る前に、「紙とは何か」「紙の環境問題とは」に関する説明があり、砂時計のような筒を用いた紙のセンイ(繊維)と水を分離する説明が非常に分かりやすいです。

ユーカリの木は約7,8年で育つため植林に向いており、紙の素材によく使われる、日本は紙の再生率が世界1位で65%近くある等々、大変興味深い話をして頂きました。

心を掴まれた後に、5つのプロセスに沿って紙を作り始めます。

①すき網のすかしをえらぶ

紙の透かしになる絵柄を選びます。私は右上にある”梅と鶯”の絵柄を選びました。

②原料液をくむ

紙づくりの目玉ですね!先ほど選んだ紙の透かしの上に牛乳パックから出来ている原料液をすくって紙を作ります。

水の中に手を入れることで、子どもたちの体験感が増します。その後、水が抜けるのを待つ際にも、1,2,3,4,5と声に出して数を数えるので、小さなお子様でも参加してる気持ちになれると思います。

③かざりをのせる

ハガキに紙の飾りを付けることができます。動植物の飾りを3つ選んでハガキの上に乗せ、スタッフの方が薄く原料液を塗ってくれます。

④プレスして水をしぼる

プレス機を用いて水を絞りだします。子どもにとっては少し強い力がいるので、その点もまた楽しめます。

⑤アイロンでかわかして出来上がり

アイロンのところでも20秒ほど、裏返して更に10秒ほど、声に出して数えて楽しみました。

最後に、郵便番号の記入欄のハンコを押してハガキが完成しました!子供たちから「楽しい!」なんて言葉が漏れて、雨の日で空いてたおかげで、2回も作らせて頂きました。

教室の後は展示室

紙すき教室は1Fで実施され、展示室は2F~4Fまであります。

紙すき教室の講義内容もパネル等で説明されています。

紙の生産量は中国が圧倒的に飛び抜けていて、紙の使用量は日本はトップクラス…。

一方で日本は紙のリサイクル率も高いようですね!

SDGsに向けた製紙産業の取り組みに関するパネルが非常に勉強になりました!

当時の百人一首など他にも興味深い展示が多々ありました。

紙に関するクイズあり

紙に関するクイズなども展示されています。答えは是非来館されてご確認ください。

先日「チコちゃんに叱られる!」で放送されていたA判B判のサイズに関するパネルもありました。白銀比という美しさなんですね!

製紙に関する本に加え、子どもでも遊べる紙の工作グッズなど色々なお土産がありました。

最初はちょっと地味かなと思いましたが、体験教室を通して非常に楽しめる博物館でした!

後になって知るのですが、SAPIX新4年生の社会の初回授業が紙に関する単元なので、中学受験を考えているお子様にはとても良いと思います。

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