2024年には荒川放水路(現在の荒川)が出来てから100週年となります。友人のご自宅に遊びに行くついでに、荒川知水資料館に行きました。
かなりマイナーな博物館ですが、荒川隅田川の歴史を知れる上に無料なので赤羽方面に出掛ける方にはオススメの博物館です。赤羽から少し歩くのが難点ではあります。
ちなみに、荒川「治水」資料館ではなく、荒川「知水」資料館なんですよね。荒川の治水の歴史を知るための資料館になっています。
荒川放水路100周年
まず2024年が荒川放水路通水100周年なのはご存じでしょうか。わたくしは本資料館を訪れるまで全く知りませんでした…。そもそも荒川の存在意義さえ認識しておりませんでした…。そんな方でも十分楽しめます。
荒川の治水の歴史を知る
入館すると目の前に荒川を表した大きな概略地図のパネルがあります。運営ボランティアの説明員の方が荒川の歴史を詳しく丁寧に説明して下さります。
その少し奥には、荒川に住んでいる魚たちの水槽が3つあります。
2階では、荒川流域の洪水リスクや治水対策についてプロジェクションマッピングで学ぶことができます。
注目はこのパネルでした。パナマ運河の建設に参加された日本人の技術とノウハウが荒川放水路に活かされているようです!
防災備品に関するコーナーもあります。
3階には、雨量計の模型があり、どのように雨量を計測しているのか、仕組みを簡単に理解できます。
3階の屋外からは赤水門・青水門が見れて、晴れた日は気持ちが良いです。
子どもが楽しめる要素たっぷり
お子様連れの場合はスタンプラリーを楽しみましょう!4ヶ所のスタンプを全て押すと、ある建物が表れてきます。
洪水シミュレーションモニターで任意の場所を選べば、洪水発生時の様子を動画で見ることができます。他のお子様も群がって楽しみながら見ていました。
3階の屋外には、荒川の流水模型があります。模型のそばには各種部品があり、高さを変えたり、障害物を設置したり、色々と状況を変えながら、荒川の水門の役割を学ぶことが出来ます。
社会科見学等の学習支援プログラムが用意されているようです。
アクセス・利用案内
無料のマイナーな博物館なので微妙な先入観がありましたが、訪れてみると良い意味で裏切られて、荒川/隅田川の歴史を簡単に学べる非常に面白い博物館でした!
荒川放水路の建設経緯・荒川放水路建設に関わった代表的な技術者たち・流水模型による荒川治水の理解等々、色々な観点の楽しみ方ができます。
社会科目に興味を持ち始める、小学校3,4年生の中学年以上のお子様にはオススメの博物館です。逆に言えば、小学校低学年ないしは未就学児のお子様にとっては、いわゆる博物館のため、面白みに欠けるかもしれません。
施設名 | 荒川知水資料館 |
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住所 | 〒115-0042 東京都北区志茂 5-41-1 |
営業時間 | 平日9:30-17:00 土日祝日10:00-17:00 |
最寄駅 | 赤羽岩淵駅/赤羽駅 |
体験イベント | 無し |
その他 | 入館無料 |